永倉新八

永倉新八 (ながくらしんぱち) とは、実在する歴史的人物の永倉新八をモデルにした、『龍が如く維新！』の登場人物。新選組の二番隊隊長 (史実では組長) である。小山力也が出演する。

ゲームでは、土方らに並ぶ剣の使い手であり、新選組の中でも最古参幹部の一人という設定になっている。その巨木のような腕から繰り出される一撃は敵を両断するほどの豪剣。私利私欲にまみれた者達がひしめく新選組において、近藤の理念実現のために忠実に任務を果たし続ける仁義の男である。

永倉が近藤に忠誠を誓うのは、過去にあった「ある事件」がきっかけで近藤に強い恩義を感じたからという。

史実との違い[]

ゲームでは、永倉が近藤に恩義を感じて忠誠を誓っていることになっているが、史実では、新選組が有名になってから近藤に我儘な振る舞いが目立ったので、近藤の非行五ヶ条を会津藩主・松平容保へ訴え出るといった行為に出た。その後は近藤や土方とは対立している。

史実では、切腹や斬首による早死にが多い新選組の中でも、長生きをし、骨膜炎、敗血症を発症して死に至る77歳 (大正4年) まで生き延びた人物である。その間に剣の稽古を指導してきた人物であり、東北帝国大学農科大学（現北海道大学）の剣道部員が彼に剣の指導を依頼してきたほどの人物でもある。